今日のFX相場見通し(2025年12月11日) (木曜版:FOMC通過後の“答え合わせ”+今夜PPIで第2ラウンド)

今日のテーマ

「FOMCは25bp利下げ。次は“利下げの継続性”とインフレ指標でドルが再評価される」

米FRBは0.25%の利下げを実施し、FF金利の誘導目標レンジは3.50%–3.75%へ。会合は意見の割れも目立ち、今後の道筋(どこまで緩和するか)を市場が読み替えにいく局面です。 Financial Times+2The Wall Street Journal+2
また、パウエル議長は「ここからは様子見(ペースダウン)」を示唆する見方もあり、“ハト派利下げ”期待が行き過ぎていた場合はドル買い戻し
が起きやすい地合いに。 Forbes+1


今日の注目イベント

  • 米PPI(生産者物価指数) 8:30 ET(= 日本時間 22:30 頃)
    → インフレ鈍化が確認できるかで、「来年の利下げペース」観測が動きやすい日です。 Federal Reserve Bank of New York


通貨ペア別・短期見通し

● USD/JPY(ドル円)

FOMC後は「ドル金利の方向」と「市場の織り込み修正」で動きが出やすい局面。
今日のポイントは、PPIが弱い(インフレ鈍化)→ドル安/PPIが強い→ドル買い戻しの分岐です。さらに円側は日銀会合(12/18–19)を控えており、ヘッドラインで一瞬の巻き戻し(円高)が入りやすいので、ストップ位置の甘さが一番の事故要因になりがちです。

● EUR/USD

ECBは12月会合(18日)へ向け、景気見通しが上振れする可能性が意識されやすい一方、当面はドル主導。PPIでドルが戻れば上値が重く、逆なら再び上を試しやすい構図です。 Reuters+1

● USD/CAD

カナダ中銀(BoC)は政策金利を2.25%で据え置き。材料としては消化済みなので、今日は「米ドル側(PPI)で動く」ほうが優勢になりやすい日。 Reuters+1


今日のFXワンポイント(たまに効くやつ)

指標前に“トレード時間”を決めると負けが減ります。

  • 今日は狙うなら 22:30(米PPI)前後の30〜90分だけ、みたいに“営業時間”を短くする

  • それ以外は「触らない」も立派な戦略

  • 入るなら 逆指値→ロットの順で先に決める(ロットを先に決めるとストップが雑になりがち)


まとめ

FOMCは**25bp利下げ(3.50%–3.75%)で通過。次はインフレ指標で「利下げの継続性」が再評価されるフェーズです。 Financial Times+2NerdWallet+2
今夜のPPIでドルが再び振れやすいので、
“取りに行く”より“壊れない設計”**でいきましょう。